漫談とは?
まんだん
漫談とは、一人の話芸人が舞台に立ち、世相・風俗・身辺の出来事などをユーモアを交えながら語る演芸の形式です。
漫談(まんだん)は、日本の演芸ジャンルの一つで、演者が一人で舞台に立ち、世の中の出来事・社会風刺・身の回りの体験などをユーモアと機智を織り交ぜながら自由に語る話芸です。落語のような演じ分けや小道具の使用を必須とせず、演者自身がしゃべり続けるスタイルが特徴です。
漫談は明治末期から大正期にかけて、西洋のコメディやモノローグの影響を受けながら日本独自に発展しました。寄席の「色物」(落語以外の演目)として定着し、昭和期には徳川夢声・柳家金語楼・大辻司郎などの名手が人気を博しました。テレビの普及以降は漫才・コントに押されて寄席での比重は下がりましたが、独自の地位を保ち続けています。
漫談の主な特徴は以下の通りです。
- 一人芸であり、相方や演じキャラクターを必要としない
- 時事ネタ・世相批評など「今」のテーマを扱いやすい
- 演者の個性・語り口が直接作品の魅力となる
- 笑いだけでなく、しみじみとした感慨を与えることもある
現代では「トークライブ」や「スタンドアップコメディ」と概念的に重なる部分もあり、芸人がネタライブで単独トークを披露する場面は漫談に近い形態といえます。演芸史・話芸文化を理解する上で欠かせないジャンルです。
使い方・例文
寄席の舞台で、マイクを持った芸人が「最近の電車の中での出来事なんですがね」と切り出し、笑いを交えながら10分ほど語り続ける演目が漫談の典型的な場面です。
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