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時分割多重とは?

じぶんかつたじゅう

時分割多重とは、一本の伝送路を時間的に細かく分割し、複数の信号を交互に乗せることで同時に多くの通信を行う技術です。

時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)は、通信回線の帯域を時間軸方向に分割し、複数の信号チャンネルを一本の伝送路に多重化する技術です。各チャンネルに一定長の「タイムスロット」を割り当て、スロットごとに異なる信号を順番に送ることで、受信側では各スロットを取り出して元の信号に復元します。

代表的な方式には以下のものがあります。

  • 同期式TDM(STDM):固定長スロットを全チャンネルに均等に割り当てる。実装がシンプルだが、通信量の少ないチャンネルのスロットも消費される
  • 統計的TDM(ATDM):実際に送信データのあるチャンネルのみにスロットを動的に割り当て、帯域を効率的に活用できる

時分割多重は電話網や光通信で広く使われてきました。電話では従来のPSTN(公衆交換電話網)でE1/T1回線にTDMが採用され、1本の物理回線で30〜24チャンネルの音声通話を同時に運ぶことが可能でした。光通信分野ではOTN(光トランスポートネットワーク)でも活用されています。

現代のモバイル通信においても、GSM(2G)でTDMAと呼ばれる方式が採用されました。近年はIP網やパケット交換が主流になりましたが、TDMの概念はSDH/SONETや光伝送の基盤技術として今もインフラを支えています。

使い方・例文

「古い固定電話の交換機では、時分割多重によって一本の光ファイバー上に何百もの通話を同時に載せて運んでいた」という場面で登場する技術用語です。

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