寺田寅彦とは?
てらだとらひこ
寺田寅彦は明治・大正・昭和初期に活躍した日本の物理学者・随筆家で、科学と文学の両分野で卓越した才能を発揮しました。
寺田寅彦(てらだ とらひこ、1878〜1935年)は、高知県出身の物理学者であり、夏目漱石の門下として知られる随筆家でもあります。東京帝国大学で物理学を学び、のちに同大学教授として活躍しました。
物理学者としては、X線・音響・地震・雪の結晶など多岐にわたる現象を研究しました。特に「天災と国防」などの論文では、自然災害のメカニズムを科学的に考察し、防災の重要性を社会に訴えました。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉は寺田寅彦に帰せられることが多く、日本人の防災意識に深く根ざした格言となっています(正確な出典については諸説あります)。
随筆家としても優れた業績を残しており、「柿の種」「冬彦さん」「茶碗の湯」など、日常の身近な現象に物理学的・哲学的な洞察を加えた作品は、科学エッセイの先駆けとして高く評価されます。漱石に師事しつつ、俳句も多く詠みました。
科学と文学・芸術の橋渡し役としての寺田の姿勢は、現代の科学コミュニケーションの原点ともいえます。
使い方・例文
「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉が語られるとき、その背景にある寺田寅彦の科学的・社会的警告としての意味が参照されます。
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