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寛永通宝とは?

かんえいつうほう

寛永通宝とは、江戸時代鋳造流通した銅銭で、日本の貨幣史上最も長く広く使われた古銭のひとつです。

寛永通宝(かんえいつうほう)は、江戸幕府の統治下において17世紀前半から鋳造が始まり、明治時代に至るまで約250年以上にわたって流通し続けた銅製の穴あき銭(方孔銭)です。その名称は元号「寛永」に由来し、表面に「寛永通宝」の四文字が刻まれています。

1636年(寛永13年)に江戸・京都・仙台などの各地で本格的な鋳造が開始されたとされています。それ以前に私鋳された同名銭も存在しますが、幕府が公認した鋳銭所での大量生産によって全国に普及しました。素材は主に銅ですが、時期や産地によって銅・鉄・真鍮(黄銅)など複数の材質で作られており、種類は数百種にも上ると言われます。

主な特徴と分類の観点には以下があります。

  • 一文銭(薄くて軽い標準的なもの)と四文銭(厚手で「文」の裏に波紋)
  • 鋳造地による書体・サイズの違い(江戸座・水戸座・長崎など)
  • 素材による分類(銅銭・鉄銭・真鍮銭)
  • 背文字や刻印の有無による希少性の差

寛永通宝は庶民の日常的な小額決済に不可欠な存在として経済を支え、明治政府による新貨幣制度導入後も一定期間使用が認められました。現代では古銭収集の対象として人気があり、状態や種類によって価値が大きく異なります。

使い方・例文

時代劇のシーンで商人が銭を数える場面や、神社の賽銭として使われた描写などで寛永通宝が登場します。古銭ショップやオークションでも流通量が多い入門的なコレクションアイテムです。

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