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天目釉とは?

てんもくゆう

中国宋代の建窯を代表とする鉄系黒釉の総称で、曜変・油滴・兎毫など焼成中の鉄結晶の挙動が生む様々な模様を持ちます。

天目釉は、酸化鉄を多く含む黒釉の総称で、宋代の福建省建窯が最も有名な産地。「曜変天目」は黒釉の中に光彩のある斑紋が浮かぶ最高峰で、現存する真作は世界で三点(いずれも日本に所在)とされる。「油滴天目」は黒釉に銀白色の円形斑が浮かぶもの、「兎毫(とごう)天目」は茶や銀色の縞が走るもので、それぞれ焼成中に鉄分が釉中で結晶・分離した現象による。茶人に珍重され日本に多く渡来した。

使い方・例文

大徳寺に伝わる曜変天目茶碗は、黒釉の底から立ち上がるコバルト光彩の斑紋が見る角度によって変容し、世界に三点しか存在しない至宝の名にふさわしい神秘を持つ。

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