地下調整池とは?
ちかちょうせいいけ
地下調整池とは、都市部の大雨時に道路や建物への浸水を防ぐため、地下に設けられた大容量の雨水を一時的に貯留する施設のことです。
地下調整池(ちかちょうせいち)とは、集中豪雨などで河川・下水道に流れ込む雨水量が処理能力を超えないよう、地下に設けた大規模な貯留施設のことです。「地下貯留管」「地下遊水池」とも呼ばれます。
都市化が進むとアスファルトやコンクリートで覆われた地面が増え、雨水が地中に浸透せず一気に下水道や河川へ流入します。これが都市型水害の主な原因です。地下調整池は、この過剰な流入を一時的に受け止め、雨がおさまったあとにポンプで排水する仕組みで機能します。
日本では特に関東・東海地方の大都市で整備が進んでいます。代表的な施設として、
- 首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市):全長6.3kmの巨大地下放水路で、河川の洪水を江戸川へ逃がす
- 神田川・環状七号線地下調節池(東京都):環七下に整備された延長4.5kmの貯留施設
これらの施設により、かつて頻発した都市部の浸水被害が大幅に減少しています。近年の気候変動による局地的豪雨(ゲリラ豪雨)の増加を受け、さらなる整備が各地で計画されています。治水インフラとして都市の安全を支える重要な構造物です。
使い方・例文
「大雨でも近くの道路が浸水しなくなった」という変化の背景に、地下調整池の整備があることが多いです。都市インフラや防災の解説記事、土木・建設の分野でよく登場します。
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