モホ面とは?
もほめん
モホ面とは、地球の地殻とマントルの境界面のことで、地震波の速度が急増することによって識別される不連続面です。
モホ面(モホめん)は、正式名称をモホロビチッチ不連続面(Mohorovičić discontinuity)といい、地球の「地殻」と「マントル」を分ける境界面です。クロアチアの地震学者アンドリヤ・モホロビチッチが地震波の解析によって発見したことに由来します。
地震波(特にP波)はモホ面を境として速度が顕著に増加します。地殻内では毎秒約6〜7キロメートルで伝わるP波が、モホ面を越えたマントル内では毎秒約8キロメートル以上に跳ね上がります。この速度変化が、地球内部の層構造を推定する根拠となっています。
モホ面の深さは場所によって大きく異なります。
- 大陸地殻の下:平均30〜50キロメートル(山脈の下では70キロメートル超に達することも)
- 海洋地殻の下:平均5〜10キロメートルと浅い
- 日本列島の下:地域差が大きく30〜40キロメートル前後
地殻とマントルでは組成(岩石の種類)も密度も異なります。地殻は主に花崗岩・玄武岩的な岩石で構成され、マントルは橄欖岩(かんらんがん)が主体です。モホ面はプレートテクトニクスや地球内部構造の研究において基本的な参照面となっており、深部掘削プロジェクト(モホール計画など)で直接到達が試みられてきました。
使い方・例文
地震学の教科書や地球物理の講義では、地球の断面図を描く際に必ず登場する境界面であり、「地殻の厚さ」を語るときの基準線として用いられます。
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