ゼロ金利政策とは?
ぜろきんりせいさく
ゼロ金利政策とは、中央銀行が政策金利をほぼゼロに誘導することで景気を刺激する金融緩和策です。
ゼロ金利政策(Zero Interest Rate Policy、ZIRP)とは、中央銀行が銀行間での短期資金の貸し借りに適用する政策金利を実質的にゼロまたはそれに近い水準まで引き下げる金融政策です。金利を低くすることで企業や個人が資金を借りやすくし、設備投資や消費を促して景気を下支えする狙いがあります。
日本では1999年に日本銀行が世界で初めてゼロ金利政策を導入しました。その後2001〜2006年の量的緩和政策、2016年以降はマイナス金利政策(政策金利をゼロ以下に設定)へと踏み込んだ歴史があります。リーマンショック後の2008年以降は、アメリカのFRBや欧州中央銀行(ECB)も同様の超低金利政策を採用しました。
ゼロ金利政策の効果と課題は以下のとおりです。
- 効果:住宅ローン・企業融資の金利低下、株式・不動産などリスク資産への資金流入
- 課題:銀行の収益圧迫、年金・生命保険の運用難、資産バブルのリスク
- 限界:流動性の罠(金利を下げても需要が増えない状況)に陥る可能性
2022年以降は世界的なインフレ抑制のため多くの中央銀行が利上げへ転換し、長期化したゼロ金利時代が終わりを迎えました。金融政策の重要な転換点を理解するうえで欠かせない概念です。
使い方・例文
「ゼロ金利政策が続く環境下では、銀行預金の利息がほぼゼロとなるため、投資家は株式や不動産などのリスク資産に資金を振り向けやすくなる」というように使われます。
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