がんすとは?
がんす
「がんす」とは、広島県を中心に使われる方言で、「〜です」「〜ます」に相当する丁寧表現の語尾です。
「がんす」は広島県を中心に中国地方で使われる方言の語尾で、標準語の「〜です」「〜ます」に相当する丁寧表現です。「そうじゃがんす(そうでございます)」「行きがんす(行きます)」のように動詞や形容詞の後ろに付いて使われます。
語源については諸説あり、「ございます」が変化したという説が有力です。室町時代以降に各地の武家言葉や商人言葉が方言に溶け込む中で広がったとも考えられています。広島藩の城下町文化や山陽道の交通の要衝としての歴史が、言葉の形成に影響を与えた可能性があります。
現代では高齢者の日常会話や時代劇的な演出の中で耳にすることが多く、若い世代が日常的に使う機会は減っています。一方で、広島弁を特徴づける代表的な語彙として方言辞典や地域の文化紹介でよく取り上げられます。
「〜じゃけん(だから)」「〜ぢゃ(だ)」などと並んで広島方言の個性を示す表現であり、地域アイデンティティの一部として大切にされています。
使い方・例文
「ありがとうがんす」「それでよろしゅうがんすか」のように、丁寧な場面や目上の人への挨拶・返答で使われます。
この用語をシェア
最終更新: