SLO(サービスレベルオブジェクティブ)とは?SLI・SLA・エラーバジェットを解説
公開 2026年7月1日
この記事は 「サービスレベルオブジェクティブとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。
サービスレベルオブジェクティブ(SLO)は、SRE(サイト信頼性エンジニアリング)で定める、サービスの信頼性についての具体的な数値目標です。「どれくらい安定して動いていればよいか」を、稼働率やレスポンス時間などの数字で表します。
SLI・SLO・SLA の関係
- SLI(指標):実際に測る数値。例:成功したリクエストの割合、応答時間。
- SLO(目標):SLIに対して社内で定める目標値。例:「99.9%のリクエストを300ミリ秒以内に返す」。
- SLA(合意):顧客との契約上の約束。守れなかったときに返金などの責任が生じることがあり、ふつうSLOより少しゆるめに設定します。
エラーバジェットという考え方
SLOが「99.9%」なら、残りの「0.1%」は失敗してもよい許容量=エラーバジェットです。これを使い切っていなければ新機能のリリースに積極的になれ、使い切りそうなら安定化を優先する、というように、開発スピードと信頼性のバランスをとる目安になります。
設定のポイント
ユーザー体験に直結する指標を選び、現実的で測定可能な目標にすることが大切です。高すぎる目標はコストがかさみ、低すぎると品質を損ねます。実測データをもとに見直していきます。