丁銀とは?
ちょうぎん
丁銀とは、江戸時代に日本で流通した銀貨の一種で、なまこ形の塊に品位を証明する極印を押した秤量貨幣です。
丁銀(ちょうぎん)とは、主に江戸時代(17世紀〜19世紀)を通じて日本国内で流通した銀貨の一形態です。細長いなまこ状(楕円形の塊)に整形した銀に、幕府や銀座が品位(純度)を保証する極印(ごくいん)を複数押すことで公式通貨としての効力を持たせたものです。
丁銀の大きな特徴は、額面が固定されていない「秤量貨幣」である点です。金貨(小判)が枚数で価値が決まるのに対し、丁銀は実際の重量をその場で計量して取引に使いました。そのため、商取引には分銅と天秤が欠かせない道具でした。
丁銀に関連する主なポイントは以下のとおりです。
- 形状:なまこ形(不規則な楕円状の塊)
- 素材:銀(品位は時代によって変動)
- 極印:幕府公認の銀座が「常是(じょうぜ)」などの印を押して品位保証
- 小分け用途:「豆板銀(まめいたぎん)」と組み合わせて端数を調整
江戸時代の貨幣制度は金・銀・銭の三貨制度で成り立っており、丁銀・豆板銀は銀貨に分類されます。関西を中心とした経済圏では銀貨が主流であり、関東の金貨中心文化との東西の違いが生まれていました。明治時代に近代的な貨幣制度へ移行したことで廃止されました。
使い方・例文
江戸時代の商人は米の売買などに丁銀を使い、取引のたびに天秤で重量を量って金額を確認していました。
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