ゼロエミッションとは?
ぜろえみっしょん
ゼロエミッションとは、製造・消費・廃棄のあらゆる過程で廃棄物や温室効果ガスを排出しない仕組みや目標のことです。
ゼロエミッションとは、生産・消費・廃棄にわたる一連の活動において、廃棄物や温室効果ガスの排出量をゼロにすることを目指す概念です。国連大学が1994年に提唱した産業システムの考え方が原点とされており、当初は廃棄物の完全リサイクルを意味していましたが、現在は主に温室効果ガスの排出量をゼロに近づける気候変動対策の文脈で広く使われます。
気候変動対策における「カーボンニュートラル」とほぼ同義で用いられることが多く、排出量そのものをゼロにするか、排出した分を植林・炭素回収などで相殺することで実質的にゼロとする状態を指します。日本政府は2050年までのカーボンニュートラル実現を宣言しており、ゼロエミッションはその核心目標です。
産業界での具体例としては、以下が代表的です。
- 再生可能エネルギーへの転換(太陽光・風力発電の拡大)
- 電気自動車(EV)の普及による自動車排気ゼロ化
- 工場の廃熱・廃材を別の製品に活用するゼロエミッション工場
- CO₂を回収・貯留するCCSやDAC技術の導入
ゼロエミッションの実現は、技術革新だけでなく、社会制度・消費行動の変革も不可欠です。企業はサプライチェーン全体での排出削減(スコープ3削減)を求められており、製品設計から廃棄まで一貫した環境配慮が重要視されています。
使い方・例文
「当社は2040年までに工場のゼロエミッションを達成するため、製造工程の電化と廃材の完全リサイクルを推進します」というように、企業の環境目標を示す場面でよく使われます。
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