エドワード・スタイケンとは?
えどわーど・すたいけん
エドワード・スタイケンとは、写真を芸術として確立した先駆者であり、ファッション写真と展覧会キュレーションの両面で20世紀の写真史を牽引したアメリカの写真家です。
エドワード・スタイケン(1879〜1973)はルクセンブルク生まれのアメリカ人写真家・画家で、写真史において最も影響力のある人物のひとりに数えられます。
初期はアルフレッド・スティーグリッツとともにピクトリアリズム(絵画的な芸術写真運動)を推進し、写真を芸術の一形式として認めさせることに尽力しました。1902年にスティーグリッツとともに「フォト・セセッション」を設立し、写真専門誌『カメラ・ノーツ』の発行にも関わりました。
第一次世界大戦後は方向転換し、「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」誌のためにファッション写真や著名人のポートレートを撮影する商業写真家として頂点を極めます。その洗練された構図と光の使い方は現代のファッション写真の基礎を作りました。
第二次世界大戦後はニューヨーク近代美術館(MoMA)の写真部門ディレクターに就任し、1955年に企画した写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」は世界68か国を巡回して900万人以上が鑑賞した歴史的展覧会となりました。
- 芸術写真から商業写真まで幅広いジャンルで活躍
- 写真のキュレーションと普及に尽力
- 93歳まで現役を続けた長寿の写真家
スタイケンの生涯は写真が芸術・商業・記録という多様な役割を担いながら発展していった20世紀の軌跡そのものといえます。
使い方・例文
写真史の授業で「スタイケンはピクトリアリズムからモダニズムへの橋渡し役を担った」と紹介されるように、彼の名前は近代写真の成立を語る文脈で欠かせません。
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